読書家あるあるを体現したマンガ「バーナード嬢曰く。」が面白い
こんにちは。「マンガるでん。」です。
今回は読書あるあるを体現したマンガ「バーナード嬢曰く。」を紹介させてください。
物語のあらすじ
読むとなんだか読書欲が高まる“名著礼賛”ギャグ! 本を読まずに読んだコトにしたいグータラ読書家“バーナード嬢”と、読書好きな友人たちが図書室で過ごすブンガクな日々──。
『聖書』『平家物語』『銃・病原菌・鉄』『夏への扉』『舟を編む』『フェルマーの最終定理』……古今東西あらゆる本への愛と、「読書家あるある」に満ちた“名著礼賛”ギャグがここに誕生!!
表紙にやられる
1巻の表紙
「一度も読んでないけど私の中では既に読破したっぽいフンイキになっている!!」
したっぽいってなんだ。笑
2巻の表紙
「村上春樹をどーいうスタンスで読んだらいいか正解が分かったよ!!」
どーいうスタンス読めばいいのか気になる!!
3巻の表紙
「『人生を変えた一冊』について語ってみたいけど人生を変えるのが面倒くさい…!」
分かる。笑
とまあ、思わず名言かッ!? と思ってしまう主人公の台詞だけでインパクトがあります。
個人的に表紙だけでやられます。
真の読書家"神林"と偽読書家"町田さわこ"
「バーナード嬢曰く。」は読書家キャラを偽ろうと不毛な努力を続けるバーナード嬢こと”町田さわこ”が主に図書館でどたばたを繰り広げるコメディ作品ですが、生粋のSF小説マニアであり真の読書家”神林”。
この作品、”町田さわこ”と”神林”の対比が本当におもしろいんです。
おそらく”神林”というキャラクターはSF小説の大ファンである作者の施川ユウキの現身のような存在で、本のことを語り出すとまわりが引くほど饒舌になったりと、かなり濃いキャラで、キャラ立ちしています。
"神林"の話題はとにかくコアなものが多くて基本あまりついていけませんが、フィリップ・K・ディックやオラフ・ステープルドンの話題も出てきたりとSFの勉強がしたい人にも持ってこいです。"神林"の挙げる本を読破したら立派なSFマニアを名乗れるかも。
ちなみに、"神林"という名前の由来は恐らくSF作家の神林長平さんかと思われます。
SFマガジン12月号で「バーナード嬢曰く。」が読める!?
残念ながらkindleでは読めませんが、SFマガジン12月号でアニメ化記念特集として「バーナード嬢曰く。」の書き下ろしフルカラーコミックが収録されているのでファンはこちらも要チェックですね。
【本日発売】SFマガジン12月号 VR/AR特集。
— 早川書房 (@Hayakawashobo) 2016年10月25日
施川ユウキさんによる描き下ろしフルカラーコミック『バーナード嬢、アニメ化記念にSFマガジンに出張して曰く。』収録!
そしてド嬢の読書家キャラクターと苗字が同じ、あのSF作家さんからまさかのメッセージが!! pic.twitter.com/KJk7hif9FO
Twitter上での評判
バーナード嬢曰く2巻買ったよ! サイコーだよ!
— 叫骨(キョウコツ) (@fpsg1) 2015年7月27日
やっとこのシーンが読めたよ。 pic.twitter.com/PhMLHv7BHj
\読破したふり禁止フェアも好評開催中/
— 早川書房 (@Hayakawashobo) 2016年10月25日
(´-`).。oO(『バーナード嬢曰く。』、だんだん小社から刊行しているような気分になってきたけれど、そんなことはなかった。一迅社さんから刊行されていた) pic.twitter.com/9LOoQUsp1g
バーナード嬢曰く。は面白いからみんな読んでくれ pic.twitter.com/g26XSrdklQ
— 安藤トロワ (@niseusagy) 2016年11月3日
とこのように愛のあるtweetが多々。
「ド嬢」愛されていますね。
まとめ
アニメ化などでも話題になった本作ですが、作者の施川ユウキさんはSF小説がお好きなようで、名著がたくさん出てきます。
なんちゃって読書家だけでなくガチの読書家の人も十分楽しめる内容になっており、おすすめのマンガです。